お馬が時々来る日記

コンドロイチン配合

人と鮎の近似領域

『いつもの』という言葉が好きだ。その言葉を吐くだけで、今ここにいる自分が過去からの連続性の上で成り立っていることを自覚できるし、俺の『いつもの』を知らないだけの他者に優越感にも似た感情をぶつけることができる。 駅から続く大通りから路地に入り…

エリート君とツッパリ君

学生という存在の持つ熱量の変遷は、表面上だけ見ても顕著であり、ゆとりを超えたさとり世代と呼ばれる者共に至っては、無機質なコンクリートを思わせる様相である。私のようなひねくれ者は、いつの時代も持ち合わせる熱量を全て言葉として残しており、それ…

徒然アソシエーション

徒然なるままにひぐらし。 これを枕詞に、己の心の有様を飾らずに描き、一つの物語として完成させた吉田兼好は上手くやったものだ。あれもこれも、99%の才能と1%の環境によるものであるのだろう。 現代、いや現在人の私にとって創作はとても不自由なものだ…

逢魔が劇場 【微ネタバレあり】

桜が舞い散る様を傍目に、眼前に広がるは人のゴミ……。8両編成の列車がけたたましく車輪と線路の間にノイズを産む。ストレス値が指数関数的に伸び続け、視神経と繋がるシナプスが瞬間点結合体をY軸と平行と勘違い始める。 脳は心の平穏を求め眼球周りの筋肉に…

酒は飲んでも飲まれるな

アルコール度数0% 情報の秘匿における価値の上昇値は、先日述べた通り"宣伝"によって増加する。 私が抱いたアルコールに対してイメージ・価値は、0歳から20歳になるまでに積み重ねられた広告の累積と同じである。アオリからフカンに変化した、テレビ画…

馬の化け物

「トレーナーさん!今日のメニューを教えてください。」 まさにこれはデジャヴ。いや、デジャヴというにはあまりに鮮明すぎる光景であった。 毎日繰り返される光景には、ノイズの入る余地がない程の飽きが付き纏う。 自分は何故この光景を拝みに行くのか……?…

口内炎

人生の中で必要でないものというのは星の数より多い。必要でないものはいつだって我々の行く手を阻む邪魔ものだ。当然、我々はそれを廃棄する。捨てられるのはいつだって不必要なもので、必要なものは手の届く所のに置いておく。後者まで捨てようとする人間…

邂逅、そして開始

こんにちは、逢魔人です。おうまがびとと呼んでください。 そんな中学英語の1ページ目みたいな文章ですが、 ブログ開設は初めてなので相応しいっちゃ相応しい文章です。 何書こうかも決めずに、なんか文章を書きたいなぁという フワフワした理由で始めました…